分家にお仏壇は必要ですか?
お仏壇には、いわれもなき迷信や俗信がつきものです。
例えば、次男・三男が仏壇を持つと「先祖が行き迷う」だとか、なんでもないときにお仏壇をむかえると、「新仏が出る」という俗説です。
これらの俗説を通じて言えることは、お仏壇に対する基本的な誤解でしょう。お仏壇は死者や先祖の入れ物ではありません。いうまでもなく、お仏壇は御本尊・阿弥陀如来のお館(やかた)です。真宗の門徒としての日常の心のよりどころです。
お仏壇は次男・三男の家庭にも必要です。家族の心が一つになることのできる場所、それがお仏壇だからです。
次男・三男が新居をかまえるときに、一家の「心の生活」の中心であるお仏壇を贈る親が増えてきているのは、大変喜ばしいことです。
※真宗ではお仏壇のことを「お内仏(おないぶつ)」といただきます。
門徒もの知り帳(上)より
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