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東京教区秋安居へ

明日から三日間、栃木県日光市の鬼怒川温泉に泊り込みです。
毎年恒例の東京教区秋安居(しゅうあんご)が開筵(かいえん)されます。

安居(あんご)とは、元々梵語の雨期を日本語に訳したもので、古くはお釈迦様の時代から伝統されてきた修行の形態です。
インドでは毎年雨期にあたる4月から7月の約100日間、草木が生え繁り、昆虫、蛇などの数多くの小動物が活動する時期に入るため、遊行(外での修行)や布施行や托鉢をすると無用な殺生をするのを防ぐ目的もあり、その時期だけそういった修行をやめて一定期間一カ所に集まって僧侶が集団で修行する期間のことを安居といいます。
日本にも仏教の伝来とともに中国から伝わってきました。現在でも禅宗では、修行僧が安居を行い、安居に入る結制から、安居が明ける解夏(げげ)までの間は寺域から一歩も外へは出ずに修行に明け暮れるのだそうです。

本山では、真宗大谷派教師を対象とし、毎年夏の時期二週間にわたって集中的に聖教に学び、参加する一人ひとりが浄土真宗の歴史に参画し、仏教が現代に在る意味を確かめる学事の中心道場とされています。
各教区内では、秋か冬の時期に開筵(かいえん)されています。

東京教区秋安居
講題 「『教行信証』成立の背景-顕浄土方便化身土文類私考-」
講師  名畑 崇 氏

今回、安居への参加は初めてとなりますが、じっくりと聴聞してこようと思います。

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